また、やっちまった

昨日、横浜で若い先生向けの教え方セミナーを、連続して開催しました。「教師の仕事術」と「特別支援教育」という、なんでこんなに不連続なんだと思われる講座の連続でしたが、雨の中、たくさんの方に来ていただきました。感謝です。

さて、こういうセミナーが終わると、「懇親会」と称して、打ち上げを行うのが恒例となっています。
昨日も、そうでした。8名ほどのスタッフメンバーで、わいわいと飲んで、しゃべりました。
懇親会も終わり、家に帰りつきます。玄関をあけて、傘立てが目に飛び込んできた瞬間、

また、やっちまった

ことに気が付きました。
朝、雨が降っていたので、この傘立てから傘を持ち出しました。その傘を忘れたのです。
(懇親会の会場を出た時、確かに雨はやんでいました。)
そして、私は、いつものように、少しばかり落ち込みました。

私は、傘に限らず、他のものもよく忘れます。
傘ぐらいなら、少し落ち込むだけでよいのですが、これが、私の仕事や生活に深く関わっているものだと、かなり動揺します。
ちなみに、私のWIFIは、写真のように、ピンクのどぎつい色です。

このWIFIは、3台目です。ということは、2回なくしているということです。
1回は、セミナーを行っている最中、バッテリー切れになって、充電をしていて、会議室にそのまま忘れてしまってなくなりました。
もう1回は、喫茶店で仕事をして、そのまま、置き忘れてなくなりました。
これに、こりて、色をどぎつくして、自分にもスタッフにも店の人にも目立つようにしたのが、このWIFIなのです。(でも、また、忘れるかも・・・)

私の以前の勤務校が、自宅から比較的近くだったので、いつもは歩いて通勤していました。しかし、少しだけ早めに出勤する必要があるときは、バイクで勤務校に行くこともありました。
そういう日は、だいたい、勤務が終わり、家に歩いて帰宅し、家の駐車場を見て「あっ、バイクがない」と狼狽するのです。
朝、バイクで勤務校に行ったことをすっかり忘れてしまうのです。

だから、私は、自分の忘れっぽさを、学級のシステム(大げさですが)に落とし込んでいました。
例をあげると、「給食白衣当番」です。これって、正確に言うと「給食の白衣を週末の金曜日に持ち返させる子どもの当番」です。
金曜日、給食の白衣を持ち返させるのを忘れると大変なのです。翌週の月曜日から、次の給食当番になる子が、白衣がないため給食当番をできないことになるのです。これは、困ります。
ですが、私が週末の金曜日に、白衣を持ち帰るよう子ども達に伝えられるかというと、俄然、自信がなくなります。
そこで、この白衣を持ち帰るよう促す仕事を「給食白衣当番」として位置づけたのです。

給食白衣当番の子は、金曜日の帰り際になると俄然張り切ります。
「3番の白衣、誰ですか?持ち帰ってください。8番、9番もあります。」
と、大きな声で言ってくれるのです。
ありがたいですねえ。
私は、その子とクラスの子に
「○○さん、立派だねえ。自分の仕事を忘れずにやっています。みんなも、○○さんのように、しっかり自分の当番をやってくださいね。」
と声をかけます。