ドッジボールで、ボールを1個から2個にするだけで、活躍する子が増えると書きました。
このことは、他の遊びにも当てはまりますね。今回は、「ハンカチ落とし」についてです。
「ハンカチ落とし」は、誰でもやったことがあるでしょう。しかし、なかなか自分にハンカチ落としてくれないと、不満を持つ子もたくさんいるのです。
ある特定のグループに属している子たちだけで、ハンカチを落とし合ったりすることさえあります。
このような時、子ども達に任せて放置しておくと、遊びを通して仲良くなるどころか、仲が悪くなってしまいます。
ここでは、先生が介入しましょう。落とすハンカチを増やすのです。
落とすハンカチを1枚から2枚に増やすだけで、非常に動きが激しくなります。いつもは、ハンカチを置いた1人が逃げて、それをハンカチを置かれた1人が追いかけるのですが、ハンカチが2枚になると、動いてる人間が2倍の4人になるのです。
動きが激しくなり、ハンカチをもらうチャンスが増え、子どもたちから歓声が上がるようになります。
私の経験では、ドッジボールと違って、ハンカチ落としはそんなに危険ではないので、ハンカチは3枚くらいまでなら、安全にゲームをすることができます。動いている人間が3倍の6人になります。
ただし、このハンカチ落としも、ドッジボールの時と同じように、だんだんハンカチを増やしていく方が盛り上がります。
走り回ってる人の数が、だんだん増えていくからです。