オーストラリアから帰国するときは、シドニーを出発し、羽田に到着しました。
この便には、やはり日本人が多く乗っていて、羽田で旅行バッグを受け取る手荷物受取場には、小柄な日本人の姿がたくさん見えられました。
しかし、ケアンズからシドニーに到着した時、手荷物受取場では、羽田とは異なる光景が見られたのです。
大柄な白色のオーストラリア人の群れの中に、日本人(または、日系のオーストラリア人)と、 中国系や東南アジア系のオーストラリア人は埋もれていました。
でこぼこでした。
これは、「縦」(身長)の多様性です。
加えて、「横」(太り具合)の多様性も見られました。
オーストラリアの人達の中には、日本ではお目にかかれないような「ふくよかな」人達がいます。それは、男性ばかりでなく、ふくよかな女性もたくさんいるのです。
すらっとスリムな人もいて、ばらばらでした。スリムな人は、おおむね東洋系のオーストラリアの人達でした。
こんな「縦」と「横」の多様性を生み出しているのは、民族・人種の遺伝的な特質の影響が大きい気がします。
色々な民族・人種の多様性が許容されているのが、オーストラリアなのです。
そして、どの民族・人種の人達も、なんだか堂々としているように、私には思えました。
日本の中にだけいると、同じ人種・同じような体格の人達とのみつき合うことになりがちです。
すると、少しでも「縦」に出っ張っていたり、「横」に出っ張っていたりすると、異質な感じがして、その人を排除する(いじめ)傾向が強くなります。
でも、オーストラリアの人達を見ていると、「縦」と「横」の多様性のように、いろいろな人達がいるのが当たり前なのだと思えてきます。