少し、雪がちらつく季節になってきました。
日本海側と違って、私の住む横浜では、そんなに雪は降りません。
でも、いったん降ると大変です。
10センチくらい雪が降ると、雪に慣れてないがゆえにもうパニック?です。
雪はそのうち溶けるので放っておけばいいじゃないか、という方もいると思います。
しかし、ある事情で放っておけないのです。
それは、私の家は緩やかな坂の途中にあって、朝になると、雪が凍り転びやすくなるのです。
雪国の人には、歩き方にもそれなりの工夫があるでしょうし、靴も違うのかもしれません。
しかし、横浜の私たちにはそんな工夫はありません。
普段の靴を履いて、あっという間に転んでしまうのです。
ですから、雪かきはやはり必要なのです。
私は、窓の外を見て、雪がある程度積もってきたら、「ついでにやる」覚悟を決めます。
それは、私の家の前だけでなく、両隣と前の家の分の雪かきもやる覚悟です。
私にはまだ、雪かきをする体力も気力もあります。
が、あいにく両隣の家も前の家も、すべてお年寄りが住んでいるのです。
共働きでしたので、普段は家を留守にして、あまり声をかけられませんでした。
ですから、この時ばかりは普段の近所つきあいの失点を取り返すように雪かきをしていきました。
そうすると、近所のお年寄りからは、非常に感謝されます。
でも、こんなことはおたがい様のことですし、ついでにできることだから、自分にできる事はやろうと思っていました。
このような事は学校でもできます。
隣のクラスの先生が、出張なので早めにクラスを空けることがあります。
そんな時、そのクラスの子は、掃除に手を抜きがちになります。
私は、掃除の時間になると「先生がいなくても、頑張ってるね」と言いながら、その教室に行きます。
そして、隅っこにある取り損なったゴミを捨てたり、乱れているプリントをまとめたりします。
自分のクラスの廊下掃除と合わせて、隣のクラスの廊下掃除もやってしまいます。
ついでに、やればいいんです。