給食のおかわりのやり方は、いろいろあります。
私のやっていたやり方は、向山洋一先生に教えてもらった「おかわりは1回だけチャンスがあります」方式でした。
・スープなどの汁物やおかず(量を調節して分けられるもの)
・牛乳やチーズなどの固物(分けられないもの)
のどれか一つを選ばせるのです。
スープなどの汁物やおかずは必ずおかわりがもらえます。
しかし、牛乳やチーズなどの固物はジャンケンになりますので、おかわりがない可能性があります。
大げさに言うと、「自己決定」しなくてはなりません。
その「自己決定」させるために、残ったものの情報を子ども達に知らさなくてはなりません。
こんなこんな感じです。
豚汁はたっぷりあります。
酢の物は少しです。
チーズは3個、ししゃもは2匹
牛乳は1個です
この情報をもとに、子どもは自分なりにおかずの好みとお腹の状況を見極めて、おかわりにのぞむのです。
さて
サークルのメンバーに聞くと、汁物の量を伝える言い方はだいたい、次のようでした。
・たっぷり、あります。
・まあまあ、あります。
・少し、あります。
バリエーションとして、こんな言い方もありました。
・たっぷり=たくさん、大量に
・まあまあ=普通に、そこそこ
・少し=ちょっと、わずかに
私には、実は、こんなバリエーションがありました。
・少し=かすかに
例えば「杏仁豆腐はかすかにあります」
というのです。
そして、オマケとして、「もう何もない」(食缶の底に付着しているくらいしかない)という時に、「かすです」と言っていました。 例えば、「肉じゃがは、残念ながら、かすです」と言っていたのです。
それでも、おかわりしにくる子がいたから、不思議なのですが。