「相槌を打つ」のイメージ

昨日の「・ ・ ・を打つ」の分類において、「相槌を打つ」と言う慣用句を示しました。
これをよくよく調べてみると、またまた私が勘違いして考えてイメージしていたことがわかりました。

私は、相槌=頷きだと考えてイメージしていたのでした。
これは、ひらがなにすると「あいづち」と「うなずき」です。なんとなく似てますね。
漢字だと違うことがすぐわかるのですが、この漢字を書くことはほとんどないと思います。

とにかく、私は、相槌=頷きだと考えてイメージしていたのです。
うなずくときに、あごでコンコンと「打つ」というイメージを持っていました。

しかし、「相槌」のイメージは違うのです。

「相槌(あいづち)を打つ」の語源
相鎚(あいづち)とも書く。相手の話に調子を合わせること。
鍛冶が鉄を鍛えるとき、師弟は向かい合い、師の打つ鎚に合わせて交互に弟子が鎚を打つ(向かい合い鎚、あいのつち)。ここから出た言葉。 weblio 
https://goo.gl/BrBBFU

江戸時代の鍛冶屋なのですね。
師匠と弟子とが槌(つち=ハンマー)を打って刀などを鍛えます。
師匠が槌を打つ合間に、弟子が槌を打っていました。
カンカンカンカンとリズムよく、弟子が槌を打つことを「相槌(あいづち)」と言うのです。

そして、
これが転じて、相手の話の間にうなずくことを「相槌を打つ」と言うようになったのだそうです。
私は知りませんでした。

で、このメルマガを読んで、なるほどと思ったら、うんうんと相槌を打って下さいね。