今、すぐにでも取り組める教師の「業務」の改革は、コツコツと時短していくことだと思います。
例えば、10分早すぎる登校時間を適正にするだけで、年間33時間も時短できるのです。
せこいと思われるかもしれませんが、こんな計算です。
10分×200日=2000分
2000分=約33時間
「朝早く学校に行っても、学校は開いている」のは、実は異例なことだと思います。
商店やレストラン、デバートは、開店時間が決まっています。時間になるまで、店は開きません。
銀行や郵便局も、9時になるまではシャッターが閉まっています。時間になるまで、開けません。
官庁の市役所や区役所、図書館も、開館時間が決まっています。時間になるまで、開けません。
ですから、時間に合わせて、そこに出かけていきます。
でも、学校については、「朝早く学校に行っても、学校は開いている」と思われているのです。
「学校にも、始まりの時間があり、終わりの時間がある」
このことが、保護者・地域に伝わっていません。
いや、私たち学校職員自らが、そのことをあまり意識していないのではないかと思っています。
もし、読者の勤務先の学校が、早すぎる登校時間であるならば、
堂々と、「適正な」登校時間にしていくよう提案してみてください。
「学校にも、始まりの時間があり、終わりの時間がある」このことを、まず、「外に」向けて明示すべきです。同時に、自分たちに向けても明示すべきです。
職員の勤務時間開始より前に、児童の登校時間が明記されている学校がほとんどでは?
この矛盾、どう解消すれば…
お店だと、当然、開店前に勤務時間開始が設定されていますね。
とすると、誰かが、輪番などの方法で、勤務時間前に児童の登校指導を行っていることになっているはずです。
しかし、これは、根本的な解決ではないと思うのです。
「学校の始まりと終わり」について、もっと考えたいです。
電話を18時以降は留守番電話にするというのも「終わり」を示す1つの方法だと思います。