全日本卓球選手権大会で、女子シングルスとダブルス、混合ダブルスの3種目で優勝した伊藤美誠選手が、睡眠について語っています。
通常は「8時間以上寝るのがベスト」という伊藤選手。しかし、大会が始まってから、試合スケジュールの関係で「7時間程度しか寝ることができない」と言うのです。
そして、こう言っています。
「本当は9時間欲しいです。家ではいつもそれぐらい寝ているので」と、自分にとっていかに睡眠が重要なのかと強調していました。 テレ東スポーツ
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13941
睡眠不足になると、脳の活動が低下するのは実感できますよね。
ですから、仕事能率の点からいうと、本当は忙しい時ほどよく眠った方がよいのです。
では、運動ではどうなのでしょう。
運動と睡眠は関係あるのでしょうか。
実は、
こんな研究結果があって、私はびっくりしました。
「スタンフォード大は2011年にもバスケットボール選手を対象に、睡眠がパフォーマンスに与える影響についての研究結果を発表している。
11人のバスケットボール選手に最初の2−4週間はいつも通り睡眠をとってもらい、次の5−7週間は10時間眠ってもらった。実験期間中はコーヒーやアルコールの摂取を避け、10時間の睡眠が取れなかったときには、日中に昼寝をしてもらった。」
この10時間の睡眠の結果は、次のようでした。
「そうすると82フィート(バスケットボールコートを1・5往復・80m)のスプリントのタイムが16.2秒から15.5秒に0.7秒短縮され、フリースローの成功率が9%上昇し、スリーポイントシュートの成功率も9.2%増だったという。 睡眠を十分とったあとは疲労レベルが低くなり、選手たちは試合や練習でのパフォーマンスが向上したと感想を述べたそうだ。」
谷口輝世子
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/23941
睡眠時間を増やすことで、集中力が向上し、エラーが減り、運動のパフォーマンスが向上するという驚くべき結果だったのです。
ですから、
メルマガの冒頭で紹介した伊藤美誠選手は、よく眠ることで強さを保っていたことになります。
睡眠時間を確保することは、脳だけでなく体にとっても、活力を確保する最大の方法です。
自分の人生を充実させたいなら、もっともっと睡眠に気をつかいましょう。
昨今、睡眠負債という言葉を聞くようになりました。
とはいえ、眠る時間の確保のためには、仕事をテキパキこなすことはもちろん、
楽しい遊びの時間も削らねばならぬわけで。
でも、よく眠れば、テキパキこなせて、遊びのパフォーマンもあがるということなら、
トントンということかしらん。
う~む・・・