仕事の上流で、成果物のイメージを合わせる

「手戻り」という言葉は学校では耳慣れない言葉ですが、近頃では、企業では一般的に使われている言葉です。

「手戻りとは、ある作業工程の途中で大きな問題が発見され、前の段階に戻ってやり直すこと。」
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13801

要は、「仕事が終わった!」と思ったら、突っ返されてやり直しということです。
実は、サークルメンバーに仕事を頼んだら、「手戻り」の事態が起こってしまったのです。

サークルメンバーに頼んだのは、五色百人一首大会の参加賞です。
一人ひとりに名前入りで記念として贈呈するA5版の小さなものです。

こんな参加賞はこれまで作ったことがなかったので、参考になるものがありません。
強いて言えば、私は横浜市で大会に参加するともらえる参加賞をイメージしていたのです。

私は、2月も前から、折りにふれて「そろそろ、作って」と言っていました。… 続きを読む

「記念誌的作文指導」を見直しませんか

年末に、東京の村野聡先生と一緒に講座の検討しました。
村野先生は子供たちに、作文の技術を習得させたいと念願している先生です。
ここでは、村野先生が持参した作文指導のレポートを読んで、そうだと得心したので紹介します。

そのレポートには、こう書かれていました。

「教科書には1年間の中で十数時間の大単元が2つ、8時間程度の中単元が1つ程度取り上げられています。
40時間ほどの時間をかけて3つの作文しか書くことができない構成である。
1単元1大作主義であり、「記念誌的作文指導」である。」

私は、この「記念誌的作文指導」という言葉に、大きく相槌を打ちました。
「そうだよなあ、まるで卒業文集みたいに、1つだけみがき上げるように作文を書かせるよなあ。うまいこと言うなあ。」

何度も何度も見直して書き直したり、友達と見合ったりして長い時間をかけて、たった1つの作文を書く。… 続きを読む