家庭訪問・個人面談で聞く「不登校・不登園の有無」

私が、家庭訪問・個人面談に必ず持参したのは、独自に考案したチェックリスト用紙でした。
それは、せっかく家庭訪問や個人面談をしたのに、そのときにとったメモがどこかにまぎれて、役立てることができなかった苦い経験があったからです。

チェックリスト用紙に基礎的な情報として記入しておけば、継続してその情報を役立てることができます。

毎回、このチェックリスト用紙を持って、家庭訪問や個人面談に臨むのです。
そうすれば、もれなく情報を収集することができます。
そして、ずっとこの1枚の用紙であるので、資料として散逸の恐れはなくなるし、保管も簡単になるのです。

さて、
私が、そのチェックリスト用紙の冒頭にもってきた最重要な事柄は、「不登校・不登園の有無」でした。
これ、学校に登校するというのは大前提なので当たり前のようですが、意外と、その大前提を聞いていないのです。

不登校(不登園)の履歴というのは、前担任も知らないことが結構あります。それは、先生には事実を隠して「風邪で、休みます」などと報告することがあるからです。 しかし、保護者は、家庭訪問・個人面談等で、こちらから「以前に、学校にいくのをいやがったことはありませんか。」と切り出せば、きちんと答えてくれるものなのです。

「前の先生に作文の宿題を出されて、できなくて学校に行かなかったことがある」とか、「水泳の季節にぐずった」とか、「・・さんとトラブルがあったときに、学校に行きたくないと言った」とか、「夏休み明けがいつも・・・」とかいう情報は、最重要な情報です。

ぜひ、最初の家庭訪問・個人面談で、直球で聞いてください。

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