個別支援級に「通り道」で毎日寄っていく

私は、初めて個別支援級の子と交流するクラスの担任になったとき、やり始めたことがあります。
それは、1日1回、個別支援級に顔を出して、個別支援級の子たちに声をかけることです。

個別支援級の子が、普通級のクラスと、例えば、音楽とか図工とか理科とか、その時間だけ交流することがあります。
私は、そのようなクラスの担任になった時、その個別支援級の子の名前は知っていたのですが、ほとんどその子のことを知らなかったこと、接触もなかったことに改めて気づきました。

これは、接触の頻度を増やさなくちゃいけないと思いました。
私とその子との距離を近づたかったのです。

そこで、思案したのが1日1回、「通り道」として、個別支援級に寄るということでした。
この「通り道」というのは、とても大切で、半ば自動的に、個別支援級に寄ろうと考えたのです。

朝、自分の教室に行く際、少し回り道をして個別支援級に寄ります。
登っていく階段を変えれば、職員室から教室までの「通り道」になります。… 続きを読む

五色百人一首「空札」バリエーション

五色百人一首には、「空札」なるものがあります。
「ご用意よければ 空札一枚」と、先生が試合のはじめに言って、次の歌を詠むのです。

「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる」

この空札の詠まれ方によって、子供たちは、試合にのぞむ心の準備をします。
加えて、読み手の… 続きを読む

百人一首の札を、子供の名前と関連させて覚えさせる

昨日、五色百人一首の札を子供たちに覚えさせる時に、先生の名前と有名人の名前を札と関連させたやり方を示しました。
名前の不思議な磁力がわかってもらえたでしょうか。

今日は、百人一首の札を覚えさせる際に、子供の名前を札と関連させて示したことを話します。

例えば、

しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで

という札では、クラスに「しのぶ」さんがいたら、「しのぶさん、絶対にこの札取るんだよ。あなたの札なんだから」と言うのです。 … 続きを読む