「ハイタッチアセスメント」というものを知っていますか。
とても簡単に、子供の特性をつかむことができます。
小嶋悠紀氏に、教えてもらいました。
「おはよう」もしくは「さようなら」の際に、一人ひとりとハイタッチしていきます。
これは4月が一番自然にできますが、いつやってみてもよいと思います。
この時、その子がハイタッチしてくる強さを観察しましょう。
まず、強くパチーンと叩いてくる子です。
この子の特性は、「強い刺激」を求めていることが多いです。
騒いだり、動き回ったり、大きな声を出したり、常に刺激を求めるタイプの子供だと思って下さい。
担任に対して、それだけの強いハイタッチするのですから、攻撃性も強いと考えてよいと思います。
また、「その強さだと痛いだろうな」という想像力も弱いので、空気が読めない子かもしれません。
逆に、恐る恐るハイタッチしてくる子もいます。
この子達は「弱い刺激」を好むタイプです。
このような弱い刺激の子を見つけたら、教室での対人関係や何か不安を抱えていないか観察しましょう。。
集団活動の場面では、人関係の面で配慮が必要かもしれません。
このような子は、何度かハイタッチしていくと不安もとれて、表情もやわらいできます。そうしたら、先生との関係ができてきたと考えてよいです。
ぜひ、この「ハイタッチアセスメント」をやってみてください。
「トークライン 2015年4月号」小嶋悠紀