教室の中には一定数、文字の読み取りに困難さを抱える傾向の子供達がいます。
一般的に「拾い読み」と言われる単語ごとに切った読み方をする子や、非常にたどたどしい読み方をしている子は、そんな困難さを抱えている子なのです。
このことは、読解の能力があるとかないとか以前に、その入り口・読みの部分でつまずくことがあることを示しています。
そして、そのような困難さを抱える子たちのために、「UDフォント」というフォントが考えられました。
「UDフォント」は、明朝体とゴシック体で代表させるようなデザイン重視のフォントではなくて、読みやすさ重視のフォントです。
どこが工夫されているかと言うと、
・文字の太さの強弱を抑える
・「す」などにあるループを大きくする
・はらいやはねの先端は丸める
などなのです。… 続きを読む