「座りすぎ」がかなり危険

先生という職業は、デスクワークがメインというわけではなく、ですから、パソコンの前に座り続けているということがありませんね。

しかし、今後、業務もオンラインが視野に入って、座ってすごす時間が増えてきます。
この「座りすぎ」がかなり危険なのです。

早稲田大学の岡浩一朗教授の研究によると、オーストラリアで約22万人を対象に3年間追跡した結果、1日のうちに座って過ごす時間が長い人ほど、がんや心臓病、脳卒中による死亡率がアップしたということです。 特に、座っている11時間以上の人は4時間未満の人に比べて、死亡率が4割も高かったというのです。

日本人は、1日のうち座って過ごす時間は平均7時間でし、「先進20カ国の中でも最長だ」と岡教授は言います。
そして、「1日8時間以上座っていると、さまざまな病気のリスクが高まる」と警告しています。

実は、同じように、長時間座っていると、どれだけ健康に悪いかというデータやエビデンスは数多く存在します。
有名なところでは、30分同じ姿勢で座り続けていると、タバコを1本吸ったのと同じくらい体に悪いというデータがあるのです。

ぜひ、1時間に1回ではなく、15分に1回ぐらい、立ち上がって体を動かすようにしましょう。
これは、この頃、座りっぱなしになっている自分自身に言い聞かせていることでもあります。