大規模校の「学校だより」表記間違いをすると、えらいことになる

昨日、「LAGER」を「LAGAR」と表記間違えしたサッポロビールを、寛容に受け入れた消費者と販売店の話をしました。

私は、この記事を読んで、自分が表記間違いをしたことを、まざまざと思い出しました。

それは、教務主任時代に担当していた「学校だより」です。
当時、勤務していた学校はマンモス校で、児童数が1000人を超えていました。学校だよりは、いわゆる家庭数で配布しますので、約700枚ほどを家庭向けに配布します。加えて、地域の自治会の回覧に使う部数がかなりあって、これが約300枚ほど。合計1000枚となります。

で、学校だよりは、裏表印刷しますので、印刷回数は2000回となります。
それも、ただ印刷するのではなくて、各クラスごとの枚数を印刷しなくてはなりません。例えば、6年1組は35枚、6年2組は33枚・・・といった感じです。 もちろん、ざっくりと多めに統一した枚数で印刷していましたが、それでも、なんだかんだすべてを印刷し終わるのは30分以上かかっていました。

さて、
その月の学校だよりには、ある非常勤の先生がその月の途中から勤務につくので、その紹介記事を載せていました。
その非常勤の先生の名前を間違えたのです。
ああっ、全部刷り終わって、配布してもらおうと職員に声をかけたその瞬間に、「渡辺先生、裕子ではなく祐子ですよ」と言われたのでした。

ああああっ。
当然、全部、刷り直しました。なんてこった!です。点検したはずなのに・・・
その時の刷り直しの徒労感といったらありませんでした。印刷室の空気が、私のため息でよどんでいたと思います。

表記間違い、気をつけましょう。それも名前は絶対に間違えてはいけません。

そうそう、現在は、印刷でなくメール配信が可能な時代です。もう私のような印刷し直しではなく、訂正メールでよいので、ずっとずっと楽になったと思いますよ。