「感服」と「敬服」の違い

レベルアップマガジンで、「感心しました」という言葉には「評価」が入っているので、目上の人に言うのはふさわしいくない、と書きました。 その際、他の言い方として、

「感服しました」
「敬服しました」

をあげたのですが、ふと、この「感服」と「敬服」の違いは何だろうと疑問をもったので、調べてみました。

どちらも、とても感動した際に言う言葉ですが、若干、使う対象が異なるのです。

まず、「感服」。
感服の「感」は感動したこと、そして、「服」は心の底から、本心で、という意味があります。

そして、感服は、事業や仕事の結果に対して深く感心している場合に使うことが多いのです。
ですから、目上の人に対して使うこともありますが、あくまで、本人の技術や仕事結果であって部下や後輩にも使うのです。

ついで、「敬服」。
敬服の「敬」は相手を尊敬しているという意味で、「服」は心の底からという意味があります。
ということは、「相手を尊敬して、従いたいと思っている」というニュアンスが含まれます。
ですから、目上の人に対して使うのです。

いやいや、難しいです。
私は全く知りませんでした。

加えるなら、「心服」という言葉もありました。
「心服」は、相手に心酔し、心から従う状態です。「敬服」のもっと先ですね。