私の両親は、来客用の食器や布団を、自分たちの使う食器と布団とは別に用意していました。
昭和生まれの人には多い習わし?ではないかと思います。
自分たちの使う食器は、粗末とは言えませんが、まあ安物の食器でした。
それに比べて、お客さん用に食器棚の奥に置いてある食器は、何やら〜〜焼きといった箔のある食器でした。
また、
自分たちの使う布団は、これまた、粗末とは言えませんが、まあ安物の布団でした。
それに比べて、お客さん用に押入れの奥に置いてある布団は、何やら柄も派手で、ふんわりとしてあたたかそうなものでした。
しかし、
そんな食器や布団の出番は、ほとんどなかったのです。
考えれば、自分にとって、大切なのは、お客さんより自分です。… 続きを読む