「孫にも衣装」とは言わない

私事ですが、私の息子の子供、すなわち、孫が保育園に入園します。
その孫が、入園式に参加するために、少しばかりおめかしをしたのを、息子が撮影して私に送ってきました。

孫は、お行儀よくグリーンのジャケットを着こなして?いて、普段とは違って落ち着いた感じに見えました。
そして、「なんとも、孫にも衣装だな」と思ったのですが、「えっ、違う、違う。そうは言わない。」と心のなかで修正したのでした。

そう、「孫にも衣装」とは言いません。
正しくは、「馬子にも衣装」です。

馬子とは、昔、馬を引いていた人のことです。もう、そんな職業はないので、なかなか正しい意味で捉えることができなくなってきています。「孫」と間違えるのも、わかります。

コトバンクでは、このように「馬子にも衣装」の解説がされています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/116631

「馬子」は、馬方ともいい、かつて人や荷物をのせた馬を引いていた者のことで、身分も低く粗末な身なりをしていました。ことわざは、馬子のように、ふだんは粗末なものを着ている者でも、立派な衣服を着ると見栄えがするということ

とにかく、私のように、間違えないようにしましょうね。