先生への悪口は子供が眠ってから

2018、2019年に全国大会で優勝した滋賀県の小学生軟式野球チーム「多賀少年野球クラブ」の監督辻正人氏が、チームの保護者に向けて言っている言葉があって、「そうそう」と、大いに共感しました。

それは、保護者に気をつけてもらいたいこととして、

「監督に言うから」

という「脅し文句」を使わないでもらいたいということです。

辻氏はこのように言っています。

「『監督に言うから』というように、監督が怖い存在と誤解を生む発言はしないように保護者に伝えています。指導者を好きになれば、自分から野球の練習をするようになります。自然と上手くなるわけです。学校でも、先生に好感を持てば、その科目の成績が自然に上がるのと同じです。子どもたちの上達には、どれだけ指導者を好きになってもらえるかが大切になります」

私も、似たようなことを、4月クラスを担任して初めての懇談会で、次のようにお願いしています。

「これから、もしかしたら、私の言動において不平不満をもつことがあるかもしれません。
しかし、その不平不満や悪口は、お子さんが眠ってから言ってほしいのです。
お子さんが私に対する不平不満や悪口を聞いたら、担任の先生を好きになりたいと思っているお子さんの心が乱れます。
もちろん、不平不満や悪口を言ってよい?です。ただし、お子さんの前ではやめてほしいのです。」

とにかく、先生のことが嫌いなる言動をすることは「損」なことしか引き起こしません。
ぜひ、保護者にそのことを伝えてほしいです。