横浜市が「横浜市におけるヤングケアラーに関する実態把握調査結果について」を、先日発表しました。
これまで、このような調査はあまりされてこなかったし、私たち教師も、そんな視点をあまりもってこなかったので、注目してみたいです。
https://em-tr271.com/L90494/b300/119271
この調査は、横浜市の公立学校に通う小学5年生、中学2年生、高校2年生の計約75000人にアンケート調査を行ったものをまとめたもので、けっこう本格的なのです。
では、家族のお世話をしている子どもの割合はどのくらかというと、
・小学5年生の 20.3%
・中学2年生の 13.5%
・高校2年生の 5.4%
の子が、家族の中に世話をしている人が「いる」と回答しているのです。
私は、小学5年生の20.3%というと、5人に1人が世話をしているという結果に、そんなに多いのかと少し驚きました。
自分が、5年生を担任してきたときのことを思い出すと、そんなに世話をしているという子供がいたと思えないからです。
ただ、世話をしている家族の相手は、世話をしている小学5年生の場合、
・兄弟 73.4%
・父母 33.1%
・祖父母 13.8%
の順になっているのです。
兄弟は、弟や妹が幼いのでわかります。
ですが、父母だったり、祖父母の世話をするのがこんなに多いとは、これまた意外でした。
皆さんは、どのように受け止めますか。