「単元名」と「教材名」を取り違えない

教育トークライン2023年2月号では、学習指導案の書き方について、明確な考え方や定義を提示しています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/119741

これまで、何気なく書いていた学習指導案の各項目について、改めてきちんと示されると「そうだったのか」と妙に納得したしだいです。

その中で、田丸義明氏は、「単元名と教材名は違う」ことを取り上げています。

有名な「ごんぎつね」は単元名ではなく、教材名であること。
その単元名は、そのときの場合は「読んで考えたことを話し合おう」であること。

ここらへん、慣習として、私たち教師は、教材名をあげてあたかも単元名のように言ってきました。
「先月、ごんぎつねを勉強しましたね。」などというようにです。

ですが、これは、「ごんぎつねという教材で、考えたことを話し合いましたね」というのが正確なのです。

単元とは、学習活動の「まとまり」なので、どんな学習活動をするのかがわからないといけません。

「ごんぎつね」を使った学習活動は、読むことだったり、書くことだったり、話し合うことだったり、朗読することだったり、はては、読書感想画を描くことだったりします。 要するに、「ごんぎつね」という表記では、何をするのかわからないわけです。

「単元名」と「教材名」、きちんと使い分けていきたいです。