「友達と仲良く」と言ってはいけない「発達障害の子の育て方、3つのポイント 」

今日も、信州大学の本田秀夫教授が提示する「発達障害の子の育て方、3つのポイント」の三つ目です。(「子どもの発達障害」から)

それは、

「3「友達と仲良く」と言ってはいけない」

です。

えっ、ですね。

これは、発達障害の子の特性を考えたものなのです。

私たちは、とかく社会性を育てようと思い、協力する場面を作ったり、仲良くする意義を子供に語ったりすることが多くなります。

しかし、教師に「仲良く」と言われると、仲良くすることを義務に考えて、自分のことは置いておいて、相手に合わせようとする子が出てくると、本田氏は言います。 それでは、過剰に適応しようとして、がまんをしてストレスを抱えてしまいます。

そうではなくて、子どもに声をかけるなら、「楽しんでおいで」と言うことを本田氏は推奨してるのです。

まずは、自分のペースで楽しめるようにさせるのです。

その上で、自分の好きなことを楽しんでいるうちに、「結果として、仲良く」なれたらよいと考えます。

このように、仲良くなることを目的とせず、好きなことを楽しんだ結果として手に入れられる(かもしれない)ものと捉えます。

確かに、仲良くするのではなく、結果として、仲良くなるのです。