本音を言えば、向かい合って給食を食べたかった。マスクを外して笑いたかった 。

先週末に、卒業式があった学校が多かったと思います。
そんな東京の中学校の卒業式の様子が、テレビニュースとして流されていました。

この3月に卒業した中学3年生は、まさにコロナ禍で中学校生活を送った子たちです。
この卒業した子たちは、やっとマスクをつけずに式に臨むことができました。

しかし、この子たちは、3年間マスクをずっと着けて学校生活を送っていました。
給食も、黒板の方を向いて黙々と食べていました。
学校行事も縮小や中止が相次ぎました。

テレビニュースの中では、そんな子たちの卒業式の答辞が映し出されました。
その言葉に、私は思わず胸を打たれました。

「本音を言えば、向かい合って給食を食べたかった。マスクを外して笑いたかった。でもそれを上回る楽しかった思い出がたくさんあります。本当にありがとう」

この4月から、学校においても、マスクの着用は個人の判断となります。
ぜひ、給食も含めて、学校生活は、コロナ前と同じ、普通の運用にしていってほしいです。