自転車ヘルメット着用の実際

4月1日から改正道路交通法により、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されました。
なんと、人気のヘルメットがあって、売り切れて、入荷待ちのものもあるそうです。

それでも、街で見た限りでは、ヘルメットをかぶっている大人はいませんね。

これは改正前の2月、3月の調査ですが、全国13の都府県で着用率を調べたところ、全体の4%にとどまっていることを、警察庁が発表しています。

えっ、4%?

そんなにかぶっていませんよね。
小学生や中学生が、習い事に行くような感じで、ヘルメットをかぶっているのは見ますが、大人でヘルメットをかぶっているのは見たことがありません。

まあ、商店街がそばにあるので、お母さんらしき女性が自転車に乗っているこきが多く、その女性らは、これまで通り「ノーヘル」なのです。

去年1年間に自転車乗車中の事故で死傷した人のうち死亡した人の占める割合は、ヘルメットを着用していなかった場合が、着用していた場合のおよそ2.6倍だったことがわかっています。

これは、自動車に追突された際のデータなのかどうかはわかりませんが、それでも、自転車を運転中に、何らかの原因で転倒して頭を打つ可能性はあります。 そのときに、ヘルメット着用の有無で、怪我の程度は変わると思います。

ですから、ヘルメットの持ち運びが楽になるような工夫がもっとされて、だんだん着用率が上がっていくことを願っています。