実は、 改めて言うと、 小学校の教師をしていた時、体育を主に研究していました。
ですから、実技講座をけっこう行って、跳び箱・マット・ボール運動等の重要教材の教え方や、体育のマネジメント等を 若い先生向けに教えていました。
ところが、コロナ禍になりそんな実技講座を行うことはできず、そもそも体育の実技講座ができるような場所がなかなか見つからないのでした。(学校の体育館のような公的な体育館は、ほとんど貸してもらえません)
ですが、退職した仲間と待ち合わせした場所で、小さな運動スペースを見つけたのです。
これなら、ちょっとした体育の講座が開けます。
1月に茅ヶ崎の学校の先生方に、体育の実技講座を依頼されてやって、体育の教え方もニーズがあることを再確認していたこともあって、試しにやってみようと思い立ちました。
その講座の中の一つに、跳び箱指導があります。
開脚跳びです。
新しいクラスを受けもつと、クラスの中に跳べない子が、2、3人はいるものでした。
そんな子を、私は「必ず」跳べるようにしていました。
なぜ、そんなことができるのか。
それは、向山式跳び箱指導という方法を知り、その方法を身につけたからです。
そして、それが、私が体育研究にのめり込むきっかけとなったのでした。
ただ、それは、そんなに難しいものではありません。
こんな方法です。
「跳び箱は誰でも跳ばせられる〜向山式跳び箱指導法」桑原和彦
https://em-tr271.com/L90494/b300/120781
【練習方法】
まずは、とび箱を跳ばせるためには、腕を支点とした体重移動を体感させればよい。
「向山式跳び箱指導A式」
?跳び箱をまたいで座る。
?両足の間に入れた両腕で体を持ち上げ跳び降りる。この時の指示は「体を持ち上げてゆっくり跳び降りてごらんなさい」となる。簡単な動きなので子供はできる。「跳び箱を跳ぶというのは、このように両腕で体を支える事なんだよ」と説明する。
「向山式跳び箱指導B式」
? 教師が跳び箱の横に立つ。「跳ぶつもりで跳んでごらん。大丈夫、先生が助けてあげるから」と指示をする。
? 走ってくる子の腕を片手でつかみ、お尻の下(太ももの後ろ)を片手で支えて跳ばせる。子供を平行に運ぶような感じで補助する。片手で支えられない場合は、反対側の補助の人を増やして2人でB式をするとよい。 ? 7、8回行う。すると、手にかかる体重が軽く感じてくる。もう大丈夫だ、跳べると教師が思ってから、更に2回くらい余計に跳ばせる。 ? 手で支えるふりをしながら、突然手を引っ込める。見事に跳べる。跳べたらもう1、2回跳ばせる。これで完成。
この向山式跳び箱指導を、5/5(祝)に、横浜市にて、体育実技講座として行います。
これって、何人集まるか全く読めない(0人かもしれません)のですが、きっと役立つことなので、やってみます。
申し込み
https://em-tr271.com/L90494/b300/220781
1 講座開催日時
・ 2023/5/5 13:00〜15:00
2 会場
横浜体育文化教室(神奈川県横浜市神奈川区大口通83-2)
アクセス JR横浜線大口駅西口徒歩7分
https://em-tr271.com/L90494/b300/320781
3 受講料
3000円(税込3300円)
4 受講対象
小学校の先生、学童保育等の指導者など
5 講座内容(予定)
・跳び箱の跳ばせ方(開脚跳び)30分
休憩10分
・クラスをまとめる長なわの取り組み OR 初期の長なわ指導 30分
休憩10分
・ダブルダッチを跳んでみよう 30分
・QA 10分
6 その他
・この講座は、実技を伴ったものですので、動ける服装と上履きでご参加ください。
(更衣は、会場でできます)
・実技参加が基本ですが、見学参加も可能です。
学んでみたいという方、お待ちしています。