強い刺激を求める「鈍感な」人

先日、たまたま一緒にゴルフをした人が、かなり強烈な人でした。

その人のゴルフは、何もかも「思いっきり」なのです。
ドライバーだけでなく、アイアンも、思いっきり振り回します。ほんと、ビュンビュンです。

ですから、まともに当たるととんでもなく飛んでいきます。
ですが、当たりどころが悪いと、右に左にとんでもなく曲がるのです。

おまけに、パターまで強く打つので、オーバーしてばかりでした。

一緒に昼食もとったのですが、飲んだコップを置くときに、ガツンと音を立てます。
茶碗を置くのもガツン、食べ終わって箸を置くのもガツンでした。

加減ができないのです。

正直、私は気になって仕方がありませんでした。
乱暴だなあと思っていました。

思えば、こういう人が、強い刺激を求める「鈍感な」人なのだと思います。
感覚が違って、弱い感覚では物足りなく感じ、強い刺激を必要とするのです。

この感覚が鈍い・鋭いというのは、良い悪いではありません。 違いなのです。

教室の子供たちの中にも、いつも大きな声を出して元気よく動き、友達と思いっきりふざける子がいますね。
そんな子は、感覚が鈍い子で、強い刺激を求めるのです。

ぜひ、乱暴な子(乱暴な人)という見方でなく、感覚の鈍い・鋭いといった見方でも見ていってほしいです。