注文に時間がかかるカフェ

「注文に時間がかかるカフェ」という不思議な名前の、1日限定のカフェがあります。
https://em-tr271.com/L90494/b300/121211

実は、このカフェで接客するスタッフ全員、ウェイター・ウェイトレスは、「吃音」の人なのです。
コロナ禍の時期、そこで接客する人のマスクには、「話すために少し時間をください」と書かれていました。

このカフェを作ったのは奥村安莉沙さんという人で、ご自身も吃音で悩まれていたといいます。
奥村さんは、このように「注文に時間がかかるカフェ」を作った経緯を話しています。

「接客業をやってみたいけれど、吃音を理由に断念してしまう子たちってすごく多いんです。私自身、幼い頃からカフェで働いてみたいと憧れていました。
実は、小学3年生の頃、“20歳の自分に向けた手紙”に、『カフェの店員さんという夢を叶えていますか?』と書いたことがあって。私はオーストラリアにいた頃、障害者カフェで働かせてもらったことがあるので、幸いにも夢を叶えることができた。
でも、他の子たちはどうだろう、夢を諦めてしまっている子もいるかもしれない、と思ったんです。そこで1日限りですが、『注文に時間がかかるカフェ』のオープンを決意しました。」

この「注文に時間のかかるカフェ」という取り組みは、全国各地で、1日限定で行われています。

私は、このような取り組みが行われているとは、全く知りませんでした。
今では、この設定で映画化もされているのです。

皆さん、ぜひ機会があったら体験してみてください。私もどこかで行ってみるつもりです。