ベネチアで出会った修学旅行 引率の先生たちは大変そうだった

今回のイタリア旅行で、一番身につまされたのは、ベネチアでの先生たちの様子でした。

ベネチアはご存知の通り、杭を海に打ち込んでその上に作られた町です。ですから、道が非常に狭く入り組んでいます。
東京の下町の路地裏といった道がずっと続いているのです。

そこを、修学旅行の高校生たちが列をなして、一番の名所であるサンマルコ広場を目指して、歩いていたのです。
添乗員さんによると6月は修学旅行のシーズンの終わりだそうですが、シーズンの終わりとは言え、いろいろな国の高校生たちが、ずらずらと並んで歩んでいたのです。

当然、列の先頭や後ろ、途中に先生達がついています。
おとなしい生徒たちならいいのですが、おそらくアメリカの高校生などは、おしゃべりばかりで、先生のことなんか聞いていませんでした。けたたましく笑って、しゃりっぱなしだったのです。

いやいや、大変だなあと思ったしだいです。

振り返って考えてみると、生徒達に過去を学んでもらいたいという願いはわかりますが、その過去になかなか興味を持てるもんじゃないですね。 若い人たちには、現在と未来がふさわしいのかもしれません。

それにしても、まさか、ベネチアで修学旅行に出会うとは思わなかったのでした。
「まさかやー」です。

ちなみに、ドイツの高校生だと思われる生徒たちは、大人しかったです。