「シャーロンフロイデ」とは

「シャーロンフロイデ」というドイツ語があります。
それは訳すと「他人の不幸から得る喜び」、すなわち「他人の不幸は蜜の味」といった意味なのです。

このところ「嫉妬」について取り上げていましたが、そんな「嫉妬」の対象である自分より上位にある者が、何かの拍子に不幸になった場合、それが相手の失敗等が原因だと「ざまーみろ」といった感情になります。 それが「シャーロンフロイデ」です。

「シャーロンフロイデ」はいろいろな形で表れます。
有名人が、何かしら事件を起こします。
・不倫
・覚醒剤
・交通事故
・パワハラ
・・・
そんなとき、手のひらを返すように
・悪口
・誹謗中傷
が殺到しますよね。
これが「シャーロンフロイデ」です。

この「シャーロンフロイデ」は、残念なことに学校にも起こります。
スポーツができる子、勉強ができる子、音楽に才能がある子、リーダーシップがある子・・・という、自分より上位にある子に「嫉妬」するわけです。 そして、その「嫉妬」が歪んだ形で表れて、その子を引きずり降ろそうとすることもあるのです。
・悪口
・誹謗中傷
・いじめ
です。

このように、「嫉妬」と「シャーロンフロイデ」は同じ根っこをもっているのです。
ですから、私達は「嫉妬マネジメント」を意識的にやらなくてはならないですし、子供たちにも、この「嫉妬マネジメント」を教えていくことが必要だと考えています。