「生成AIを使う上で気をつけること」を子供たちに考えさせる

昨日までに、生成AIを使う際の授業として、

1 生成AIとは何かを知る
2 生成AIの使い方を知る
3 生成AIを実際に使ってみる
4 生成AIの悪用例を考える

といった流れで行う例を紹介しました。
ここでのポイントは、「悪用例」を考えるということです。こんな使い方はいけない、ということを子供自らが提示するわけです。

その上で、「生成AIを使う上で気をつけること」を子供たちに考えさせるのが授業の核心となります。

教育トークライン2023年8月号では、佐藤智彦氏が上記の発問をした際の子供の反応を書いています。

・正しい情報なのか確認する
・宿題をやらせた時に間違った答えなのか確認する
・生成AIにはまって依存症などにならないようにする
・個人情報を書かない(自分の本名を言わない。友達の名前を書かない)
・犯罪を促すようなことが返ってくるような質問をしない

これこそが、生成AIを使う際のクラスのルールになります。
教師が一方的に押し付けるルールではなく、ぜひ子供たちが生成AIを理解した上で、自らルールを示すような授業を行っていきたいです。