「自己肯定感」は、他者からの評価に影響されない独立したもの

昨日、「自己肯定感」について、他の似た概念と比較して取り上げました。
そして、このようにまとめ?ました。

「自己肯定感とは、自分の肯定的な面だけでなく、否定的な面も含めて、ありのままの自分を肯定し、受け入れ認める心の状態」

このような心の状態であれば、

「どんな状態でも、何はなくとも、自分は自分であって大丈夫」

と感ずることができます。

(とはいえ、「自己肯定感」の定義は心理学的には明確でなく、「自己効力感」「自尊感情」「自己有能感」と「ごっちゃ」に使われているのが実情です。)

さて、「否定的な面も含めて、自分を認める」ということは、「自己肯定感」を取り上げる上で重要なことだと思います。

自己肯定感が高い人は、自分に否定的な面があっても、自分にOKを出せるのです。

しかし、他者から高い評価を受けると心を満足させている人は、もし、他者から低い評価を受けたら心を満たすことができず、自分をOKだと思えないでしょう。 これは、他者に「依存」している状態です。
他者の顔色をうかがいながら考え、行動していては、「自己肯定感」が安定しません。
そもそも、常に他者から高い評価を受けることはありえません。

「自己肯定感」は、他者からの評価に影響されない独立したものなのです。

もし、「自己肯定感」が揺らいでいると感じたら、もしかしたら「他者の評価」を知らず知らずのうちに過度に取り入れていないか自省してみた方が良いです。

相手からどう見られるか、どう思われるかを意識しすぎていないでしょうか。