「自己肯定感」を育むために何が必要か

このところ「自己肯定感」について、取り上げています。

さて、そもそも、「自己肯定感」を育むために何をしたらよいのでしょうか。何が必要なのでしょうか。

私は、「承認してもらう」体験の蓄積だと考えています。
ここでの「承認」とは、昨日、一昨日と触れてきた「評価」と関連なく、その子の存在自体を認めることです。

そして、「承認してもらう」体験は、自分を承認してくれる他者なしには起こりません。
すなわち、自己肯定感を育むためには、自分を承認する信頼できる他者が必要なのです。
きっと、子供はその他者のことを信頼していくはずです。

信頼できる他者から、評価抜きで肯定してもらうことで、心の中に自己肯定感が育まれていきます。
それが自己肯定感の「芯」「核」になるわけです。

そして、この自分を承認する他者の代表者というか、初めて出合う存在は、親なのです。
親は、自分の子供のことを、条件なしに認めます。
その子がこの世にいるだけで、尊いと考えているのです。
そんな親の承認の振る舞いが、子供の自己肯定感を育むのだと私は考えるのです。