学習の目標設定を低めに設定する

このところ、現在の学校においては、なかなか「達成感」や「成功体験」が得られない子がいることを話題にしてきました。

学習に関して、すべての子に「達成感」「成功体験」を味わわせる最善な方法は、それぞれの子に合わせた目標設定をして学習させることだと考えています。

ですが、なかなかできることではありません。
やはり、クラスの30名以上の子に、それぞれの課題設定は難しいです。

そうだとしたら、ここは、教師側の意識の変更によって、少しでも、勉強が苦手な子が傷つかない学習にしていくことを考えたいです。

一つは、

「学習の目標設定を低めに設定すること」

です。

私も覚えがあるのですが、とかく、教師は目標を高く掲げがちです。
しかし、クラスの子全員ができる・わかることに焦点を当てるなら、もっともっと低い目標でよいのです。

高い目標設定をして、子供ができずに「自分はダメだなあ」と感じてから目標設定を変更するのではなく、最初から達成しやすい目標を示すようにしたいです。

そうすれば、「ここができていない」ことに注目するのではなく、「ここができている」ことに注目するようになると思うのです。