「「宿題代行」への対応について」という、文部科学省と出品業者との合意

来週以降、寒冷地を除いた多くの学校が夏休みを終えて、始業する時期になると思います。

ここで、毎年、この時期になるとWEBで話題になるのが「宿題代行」です。
「宿題代行」については、それを良しとしないという立場で、文部科学省が行っている措置があることを示しておきます。

それは、2018年の「「宿題代行」への対応について」という、出品業者との合意・取り決めです。
(ここでは、「宿題代行」を「子供たちに代わって宿題を行う役務を提供することや,読書感想文や自由研究といった宿題の完成品を売買すること」としています。) 出品業者とは、メルカリ、ヤフオク、ラクマです。

それは、どのような合意かというと、次のような合意なのです。メルカリとの合意です。

「宿題代行への対応について」
https://em-tr271.com/L90494/b300/122161

この度、株式会社メルカリと文部科学省は、宿題代行について、以下の通り合意しました。
1.株式会社メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」において、宿題代行に関する役務を提供することはこれまでも禁止としていましたが、宿題の完成品の売買についても禁止であることを明確化するとともに、宿題代行に関する出品を発見した場合には、速やかに商品削除等の対応を行います。 (以下省略)

しかし、試しに、メルカリを見てみると

「英語の日記 7日分」
「夏休みの宿題 工作 皿 手びねり 小学生 焼物」
「完成済み!ソーラー扇風機!自由研究や工作の課題におすすめ」

なんて出品がされています。

おいおい、合意はどうした?って感じです。

とにかく、このような完成品・半完成品の宿題の代行品が、堂々と販売されていること、そして、そのようなニーズがあることを知っておきましょう。