受験優先の子供が、宿題代行を活用することもある

昨日、夏休みの「宿題代行」に関連して、「宿題は自分の力で行う」という前提が成り立たない、もたない子供がいることを示しました。

それは、「宿題が難しくてできない」「宿題が多すぎてできない」という能力のキャパシティを超えている子供です。

しかし、他の理由で、「宿題は自分の力で行う」という前提を放棄する子供がいるのです。

それは、受験勉強で手一杯で、宿題どころではないという子供です。
まさか、そんな子がいるのかとも思いましたが、「子どもが受験を控えているから、学校の宿題より塾の勉強を優先させたい」という保護者が依頼するとのこと。

そして、この受験優先の子供の場合、依頼はドリルとかではなくて、自由研究や読書感想文なのです。

このような子の場合、学校の成績を落とすわけにはいかないので、ある程度のレベルの自由研究や読書感想文を提出しておきたいという思惑もあるようです。

でも、うーん、なんだか、これって、せこい考えだなあと思ってしまいますが、保護者に手伝ってもらうというのも、自由研究や読書感想文ではなかなかできないでしょうね。 だからこそ、「宿題代行」なるところに依頼するわけです。

それにしても、自由研究や読書感想文は、自分で行う価値のない宿題なのだと思われているんです。
宿題を出す先生の側の意識と、出される側の子供と保護者の意識がずれてしまっているので、もう自由研究と読書感想文などの夏休みの宿題は、必修でなく任意のものにするのがよいと思います。

皆さんは、いかが考えますか。