ラグビーのノーサイドスピリッツ

ラグビーワールドカップ、ベスト8をかけた日本対アルゼンチンの試合をご覧になった方も多いと思います。

あの試合、おしかったと言えますし、まだまだ力が足りないとも言えると思います。
とにかく、アルゼンチンに点を取られても、それに追いすがるように点を取っていく日本の姿に、私は感動しました。

実は、2019年、日本で行われたラグビーワールドカップにおいて、同じようにベスト8をかけたスコットランド戦を、私は参観することができました。

そこで、サッカーと違って、日本の応援エリア、スコットランドの応援エリアというものがなく、ごちゃごちゃであったことにびっくりしたことを思い出しました。 私のすぐそばには、スコットランド人たちがいたのです。
もちろん、私も含めて、多数派の日本人は、日本をチョー熱烈に応援していたのです。
しかし、それにも負けず劣らず、少数派のスコットランド人たちは熱烈に応援していたのでした。

しかし、試合が日本の勝利に終わると、そのスコットランド人たちは、残念な顔をしつつも、日本のことを拍手して讃えていたのでした。

ラグビーには「ノーサイド」といって、試合が終われば敵味方なく、お互いを称え合う精神があると聞いたことがないでしょうか。

これは、選手だけでなく観客も同様で、試合が終われば、お互いを称え合うのがラグビーのスピリッツなのです。

そんなラグビー独自のスピリッツは、他でも見られます。

国籍に関係なく、ある条件を満たせば、国の代表となって試合に参加できることもそうです。

また、これはあまり知られてないのですが、ラグビーワールドカップには賞金がありません。0円です。
オリンピックと同様に名誉とメダル・トロフィーだけをもらえるという仕組みなのです。

4年後、次回のラグビーワールドカップが楽しみです。