21歳の子たちは、半数以上が本を読まない

文部科学省は、10/13に令和4年の「21世紀出生児縦断調査」を公表しました。
この調査は、平成13年生まれの特定の子たちを毎年追いかけて質問調査をしているものです。
今回は、平成13年生まれの子たちが21歳になっています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/122701

今回の調査で、際立って特徴的なのが、読書習慣に関することでした。

この読書習慣に関するまとめは、以下のようです。

「1か月の間に読んだ書籍の数については紙の書籍(本)、紙の書籍(雑誌・マンガ)、電子書籍(本)、電子書籍(雑誌・マンガ)のいずれも、0冊と回答した者の割合が半数以上となっている。
また、4冊以上と回答した者の割合は紙の書籍(本)で 5.8%、紙の書籍(雑誌・マンガ)で 18.6%、電子書籍(本)で 6.1%、電子書籍(雑誌・マンガ)で 21.3%となっている。」

これを、もう少し詳しく示してみます。

(1か月の間に、本を読んでいない人の割合)
紙の書籍(本)0冊 62.3%
紙の書籍(雑誌・マンガ)0冊 51.9%
電子書籍(本)0冊 78.1%
電子書籍(雑誌・マンガ)0冊 57.3%

確かに、半数以上が本や雑誌、マンガを読んでいません。

これは、調査対象の人が21歳という年齢で、大学生が55%、専修・専門学校生が5.9%という状況なので、働くのが忙しくて本は読んでいられないということでもないと思います。

そうではなくて、本ではなくて、SNSやYOUTUBEなどの動画サイトを視聴しているのだと思います。
若い人たちは、本を読むメリットがない・つまらないと考えているのかもしれません。

それにしても、これってけっこうやばい状態だと思うのですが、皆さんはいかが考えますか。