日本の自殺状況は改善されている

このところ、ちょこちょこと車を運転する機会があり、その際、Bluetoothを使ってスマホとカーオーディオを繋いで、いろいろなスマホのコンテンツを聞くことにしています。

そのコンテンツは、これまでYou Tubeだったのですが、ふと思い立ってVoicyも使ってみることにしました。
そこで聞いているコンテンツの一つが、ちきりんのVoicyなのです。

先日、そのちきりんさんのVoicyに気になる話題があったのでそれを取り上げます。
それは、「子供の自殺に関するファクトフルネス」というものです。

このタイトルの「ファクトフルネス」というのは、もちろんステレオタイプ的な思い込みで決めつけないで、事実から物事を考えていこうというちきりんさんの提案を込めてのことです。

まず、現在の日本の自殺数がどのような状況なのか、です。

これまで、自殺が一番多かったのが2003年です。
このとき、34000人なのです。

これはいくらなんでも多すぎるということで、2006年に自殺対策基本法が施行されました。
そこから、
〈自殺は追い込まれた末の死〉
〈自殺は防ぐことができる〉
〈自殺を考えている人は悩みを抱え込みながらもサインを発している〉
という自殺に対する3つの基本的な認識のもと、失業、倒産、多重債務、長時間労働等の社会的要因も踏まえた対策が打ち出されたのです。

そして、政府、自治体、そして、NPOも自殺防止をがんばりました。

そして、去年2022年の自殺者数は2200人となりました。
34000人が22000人になったのですから、すごく減ったわけです。

このことについての報道は、あまりなかったので、やはり、こういうポジティブなことはニュースになりにくいのだと、改めて思ったのでした。

(それでも、まだまだ多くの他の国に比べて、自殺率がけっこう高い国なのは確かなので、もっともっと改善しなくてはということなのだと思います。)