小中高生の自殺の原因の3番目と5番目は、
3 「病気の悩み・影響(その他の精神疾患)」(56人)
5 「うつ病の悩み・影響」(44人)
です。
これも、中高生になって、自分の心の変調に気づいた末の自殺なのだと思います。
それにしても、うつ病が子供の自殺においても多いとは、私にとっては意外でした。
うつ病の原因は、まだわからないことが多いのですが、それでも、ストレスがきっかけになって発症することが多いのです。
この「うつ病」ですが、大人だったら、周りの人が仕事ぶりや、表情や受け答えなどで、どうも変だ、心が病んでいると察して、病院への受診を勧めると思います。
ここからは私の類推ですが、子供がうつ病になるといった発想がそもそもないのだと思うのです。
私自身も、そんな発想はもっていませんでした。
子供が表情がなくなったり、ぼーっとしていたら、なにか体調が悪いのではないかと病院には行くでしょうが、精神科を受診することはないと思います。
ですが、
・食欲がない
・気持ちが落ち込んでいる
・表情がない
・涙が出る
・眠れない
などという症状が見つかったら「大人同様に」心が病んでいる可能性がある、そんなことを周知していく必要があるのです。
早期にうつ病の発症を発見して、治療につなげていけば、自殺にまで至ることを防ぐことが
できるはずです。