子供自身が丸つけをすることで「間違えを自覚」できる

昨日から、子供自身の丸つけについて取り上げています。

ドリルを終えた後、子供自身が丸つけをすることで、

「即時的なフィードバック」

が行なわれます。
フィードバックは早ければ早いほどよいですね。

その「即時的なフィードバック」とともに、子供自身が丸つけをすることで、

「間違えを自覚」

できるのです。

子供自身が丸つけをしていれば、

「あっ、テストの時は思いだせなかったけれど、・・だったなあ。」
「あれっ、数字を間違えている」
「もったいない、計算のミスだ」
「手偏なのに、木偏を書いちゃった」
「ここで、一画多くしたのがいけなかった」
・・・

のように、先生が間違えを指摘しなくても、自分で間違えを自覚し、修正することができることが多いのです。

そもそも、漢字ドリルや計算ドリルは、到達度をチェックしたり、成績をつけたりするのが目的ではありません。
より学習したことを身につけるのが目的です。

そんな目的のためにも、子供自身の丸つけは有効なのだと思うのです。

私は、常々思うのですが、職員室で漢字テストや計算ドリルを丸つけすることで、「仕事をやってる感」は味わえるとは思います。
ですが、効果を考えると、やはり、よい方法ではないと思うのです。