「世界幸福度ランキング」における「腐敗に対する認知」への回答

今日は、「世界幸福度ランキング」を作成する際の聞き取り調査の続編です。
今回は、「腐敗に対する認知」についてです。

この「腐敗に対する認知」は、汚職等における国や企業に対する信頼度を問われての回答となります。

私の回答です。

最近、政治家の汚職事件や、後援会の寄付金問題が話題になっています。
ただ、私の中では、「今どき、そんなことをやる政治家がいるのか」という見方をしていて、汚職を行うことが「例外」だという認識があるのです。

以前は、「袖の下」といった賄賂を使うことが当たり前のようでしたが、今ではそのようなことが少なくなったと感じています。

だから、まだなくなりはしないけれど、だいぶ少なくなっていて、その点では国や企業を信用する度合いは高いという回答になります。

ですが、幸福度ランキング1位のフィンランドと日本とを比較すると、この「腐敗に対する認知」において、かなり日本は低い得点なのです。

ということは、私の政治家を見る目は甘く、私以外の日本人は、もっと厳しく政治家を見ていて、現状はよろしくないと考えているということです。

皆さんは、いかが考えますか。

さて、この「腐敗に対する認知」が幸福度に関係してくるのは、「平等」であることが幸福と関係するからです。

「自分を他の人と同様に尊重してほしい」という思いを誰しも持ち、もし、尊重されないならば、自尊心が挫かれることになるのです。

この「政治の腐敗意識」や「平等意識」を、学級において当てはめると、「贔屓」(ひいき)ということになると思います。

子供たちが「贔屓」(ひいき)に敏感になるのは、幸福でありたい、自分を尊重してほしいという意識の現れなのだと思います。