小倉百人一首競技かるたの名人戦、クイーン戦

昨日1/6、小倉百人一首競技かるたの名人戦、クイーン戦が大津市の近江神宮で開催されました。
近江神宮は、これらの大会を開催していることで、「かるたの聖地」なのです。

クイーン戦は、大学院生の井上菜穂さんが、前クイーンの山添百合さんを下して、新クイーンとなりました。
前クイーンの山添百合さんは、京都で小学校の先生をしているので、私としては応援していたのですが、今回は力及ばず破れました。

名人戦は、横浜市の川瀬将義さんが堀本秋水さんを下し、3連覇となりました。

どんな試合だったのか、You Tubeでもご覧になれるので、ぜひご覧いただき、そのスピードを体感してほしいです。
https://em-tr271.com/L90494/b300/123601

さて、今回は、この競技かるたのやり方を紹介しておきます。

全日本かるた協会のサイトには、このように示されています。

「対戦は一対一です。
それぞれが取り札100枚の中から無作為に25枚ずつ選び、自分の前(「自陣」と呼ぶ)に並べます。
読手が読む短歌の上の句を聞き、相手より先に札を取ります。「相手陣」の札を取った場合は、自陣の任意の札を相手陣に送ります。 そうして自陣の札がなくなった選手が勝ちとなります。」
https://em-tr271.com/L90494/b300/223601

そう、たくさん札を取った方が勝ちというわけではありません。

自分の陣地(自陣)の札をとって自陣の札を減らし、相手の陣地(相手陣)の札をとることで自陣の札を相手陣に送って自陣の札を減らします。 こうして、自分の陣地が空になった方が勝ちなのです。

でも、この「競技かるた」だと、小学校の教室でまともにやったら、1試合終えるのに30分以上かかります。
ですから、これをそのまま教室に持ち込むわけにはいきません。

そこで、五色百人一首という100枚を20枚ずつに分け、それぞれに色別にしたかるたを東京の向山洋一氏によって開発されたのでした。 現在、私もその普及に関わっています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/323601

この五色百人一首なら、1試合3〜4分で終わります。
すぐ終わるし、数が少ないので札も覚えやすいのです。

ぜひ、興味のある方は、やってみてほしいです。
子供たちは熱中しますよ。