子供の暴言に先生の脳も痛めつけられている

教室にいる子供の暴言に悩む先生は、多いです。

怒鳴って荒い言葉を使う教師を責め、そのようにしないようにという提言をする方はたくさんいます。
しかし、逆の場合、すなわち、怒鳴って荒い言葉を言われる教師の場合はどうしたらよいのか、これも悩ましい問題なのです。

言葉による暴力によって、脳が悪い影響を受けるという研究があります。
母親から「ゴミ」と呼ばれたり、「お前なんか生まれてこなければよかった」というような言葉を浴びせられたりするなど、小さな頃から暴言による虐待を受けた子たちは、スピーチや言語、コミュニケーションに重要な役割を果たす脳の部位に異常が起こるというのです。

これは、直接、暴言を言われたことによる影響ですが、このような暴言は直接でなく、間接的な影響もあるのです。

実は、身体的なDVよりも言葉によるDVを目撃することの方が、悪い影響があるという科学的な知見もあるのです。

「その脳の萎縮率を見てみると、身体的なDVを目撃した場合は約3%でしたが、言葉によるDVの場合、20%も小さくなっており、実に6〜7倍もの影響を示していたのです。つまり、身体的な暴力を目撃した場合よりも、罵倒や脅しなど、言葉による暴力を見聞きしたときのほうが、脳へのダメージが大きかったということです。 (友田明美 「子どもの脳を傷つける親たち」)

つまり、直接言われようが、間接的に聞いてしまおうが、とにかく、暴言は脳に悪い影響を与えるのです。

先に示した研究は、子供の事例ですが、脳への悪い影響は、子供だけでなく大人だってそうだと思います。

教室にいる子供が、暴言を吐きまくっていたら、担任の先生の脳はたまったものではありません。
きっと、悲鳴を上げているのだと思います。

では、このような子が教室にいたら、どうしたらよいのでしょうか。

しばらく、探っていくことにします。