「自分のことは後回し」では持続可能な働き方はできない

昨日、愛知県総合教育センターが行った「教職の魅力向上への課題に関する調査研究」で、教職課程を履修するような学生の 97.8% が、「人のためになる仕事」に魅力を感じていることを示しました。 https://em-tr271.com/L90494/b300/123771

確かに、教職という仕事は、「人のため」感満載の仕事です。

ただし、「人のために」感が行き過ぎると、困ったことが起こるのです。

それは、「自分のことを後回しにすることが当たり前」という意識になることです。
そんな人は、次のような性質をもっています。

・人の役に立ちたい という気持ちが強い。
・誰かの役に立ったとき大きな喜びを感じる。
・困っている人のために力を尽くしたいという気持ちが強い。

これって、かつての私の気持ちそのものです。
私は、いつも誰かに頼られるような存在であろうとしていました。

でも、このような性質は、突き詰めていくと、

・相手が喜んでくれるまで、相手の困り感が解消されるまで、がんばってしまう

性質でもあるわけです。

これでは「自分のことは後回し」になって当然ですね。

これから教職に就こうとしている人たちが、「自分も、相手も大切に」するような学校の体制を作っていってほしいです。

そうでなくては、「持続可能」な働き方はできません。