杉良太郎さんの支援活動

能登半島地震で被災した人たちに向けて、今回も俳優で歌手の杉良太郎さんが、自腹での炊き出しを行っています。

「今回も」というのは、過去にも、大きな災害で被災した人たちに、支援活動を自費で行っているからです。

現地での被災地支援は、1995年の阪神・淡路大震災、2004年中越地震、2011年東日本大震災と続けられています。

今回は、3日間の炊き出しを行い、肉うどん、カレーや炊き込みごはん、肉野菜炒めや豚汁、果物を、被災した人たちにふるまったのでした。

杉良太郎さんは、このような支援活動に、私財40億円を投じたと言われています。

なんでそこまでするのか。
杉良太郎さんは、自分の生き様だと言っています。歌手デビューする以前に、もうボランティアなどという言葉がない時代から、慰問活動をやっていたのです。

このような支援活動をしていると、心ない人達から、「芸能人の売名、偽善だ」と言われることもあったと言います。
今回も、きっとSNSなどでそのような言い方をされると思います。

ですが、杉良太郎さんは、この「芸能人の売名、偽善だ」という言葉に、このように答えているのです。

「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々も、ぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ。」

いやいや、すごい言葉です。
返す言葉がありません。

でも、杉良太郎さんは、すべての人が自分のようにお金を使えるとは思っていません。
このようにも言っているのです。

「でも、お金がない人は、時間を寄付すればいい。お金も時間もない人は、福祉を理解して、実際に活動している人に拍手を送るだけで十分。それで、もう立派な福祉家なんです。」

杉良太郎さんの言うように、ぜひ、皆さんも自分の立場・能力に合わせて支援活動を行ってほしいです。