タブレットの家庭への持ち帰りに懸念がある

小学校、中学校において、一人一台端末(タブレット)が支給されてから、それなりの年数がたちました。
しかし、まだ、その使用は学校における使用に限定されている自治体が多いのが、実情のようです。
文部科学省は、長期休業中ではなく、平常時の端末の持ち帰りの実施状況について調査を行っています。
その調査結果の大枠は、次のようです。
小学校 ・「ほぼ毎日」26.1% ・「週1回以上」は計48.4%
中学校 ・「ほぼ毎日」31.3% ・「週1回以上」は計46.3%
となっていて、一方、持ち帰り学習を実施していない学校は、 ・小学校24.5% ・中学校28.0% となっています。
これを受けて、文部科学省は、端末の活用が不十分な教育委員会や学校に対して、重点的な改善を進めるよう要請する通知を出しているのです。
文部科学省は、もっとタブレットを活用せよ、家庭でも活用する場面を設定せよと促しているわけです。
しかしながら、現在、タブレットの活用が学習以外、特にゲームに使用されることを懸念する教師もいるわけです。
実際、この4月から、タブレットを持ち帰らせるにせよ、どのように持ち帰らせたらよいか、悩んでいる学校も多いのだと思います。
この点をどう考え、対応していったらよいのか。 一緒に考えていきましょう。