ネット機器は保護者が貸し与える

久里浜医療センターの医師である樋口進氏らが作成した「ゲーム依存 相談マニュアル」には、ゲームをさせるに当たっての約束・きまりづくりのポイントが6つ提示されています。 em-tr271.com/L90494/b581/124231
1 ネット機器は保護者が貸し与える 2 時間と場所を決める 3 お金の使い方を決める 4 オンラインゲームの設定に注意する 5 守れなかった時にどうするか事前に決める 6 家族全員で同じルールを守ることが望ましい
まず、「1 ネット機器は保護者が貸し与える」です。
このポイントについては、次の説明があります。
「スマホやタブレットなどは、保護者が貸し出すという形をとることで、使用ルールが守れなかった場合は返却する、パスワードは保護者が管理することへの承諾が得やすくなります。」
おそらく、多くの保護者が、子供からしつこくせがまれて、もう根負けしてしまって、スマホを買い与えるのだと思います。 ですが、樋口氏は「与える」のではなく、「貸し出す」のがよいというのです。
スマホをいきなり自分のものとしてコントロールさせるのは、スマホが魅力的であればあるほど難しいものです。
だったら、ワンクッションおいて保護者のものを「貸し出す」形なら、保護者がコントロールを入れることができて、子供がコントロールできなくなった場合に、安心です。
学校から家庭へタブレットを持ち帰らせる際も、このような「貸し出し」の意識を子供にもたせるとよいと思います。
もちろん、使用ルールが守れなかったら、返却するというルールも有効だと思います。