スマホ・タブレット仕様の時間と場所を決める

今日は、久里浜医療センターの医師である樋口進氏らが作成した「ゲーム依存 相談マニュアル」に提示されている、ゲームをさせるに当たっての約束・きまりづくりのポイントの2つ目です。 em-tr271.com/L90494/b146/124011
2 時間と場所を決める
ここで、「時間」において、特に重要なのは「終了時刻」です。 インターネットゲーム依存になっていく子供にありがちなのは、夜遅くまでゲームに熱中してしまって、「睡眠不足」になることです。
睡眠不足のまま学校に行って、活力のないまま活動しても、学校で充足感を味わうことはできません。 そして、その充足感を味わえないことを埋め合わせるように、またゲームをやってしまうのです。
そんな「睡眠不足」を防ぐために、夜9:00になったら、スマホやタブレットは保護者に返すなどの約束をするわけです。
これは、スマホの機能の「ロック機能」や「タイマー機能」などを活用して、きっちりと制限していくわけです。
一方、やってはいけない時間も決めておきます。 勉強時間や食事中はやってはいけないことにしておくわけです。 家族が集まっているのに、スマホをいじらせるのは、やはり、良からぬ影響をもたらします。
場所については、使う場所を限定することもありです。 例えば、リビングといった家族が見ていられる場所でだけ使用を許可するなんてこともよいです。 逆に、ベッドの中、布団の中はダメということも考えなくてはなりません。
そうそう、スマホやタブレットを使わないときの管理場所を決めておきます。 決して、子ども部屋であってはなりません。 保護者の管理できる場所に置くことを約束させるわけです。
こんな「時間と場所」のルールは、学校においても参考になると思います。 これが崩れたら、休み時間にタブレットでゲームをしたり、もっとひどくなったら授業中にYouTubeを観たりする子が出現してしまいます。
そんなことはないと楽観視しないで、最悪の状態を考えておきましょう。