守れなかった時にどうするか事前に決める

今日は、「ゲーム依存 相談マニュアル」に提示されている、ゲームをさせるに当たっての約束・きまりづくりのポイントの5つ目です。 おそらく、一番家族や教師が、ルールを守らせる「砦」として取り上げるであろうことです。 em-tr271.com/L90494/b146/124041
それは、
5 守れなかった時にどうするか事前に決める
です。
家族も教師も、このルールのもつ強制力に頼りたくなるのだと思います。
樋口氏は、次の2つを留意点として示しています。
・「取り上げる」、「没収する」といったルールを決める際は、理由、期間、返却の条件を事前に明確に伝えておく。 ・子どもたちの生活は変化します。ルールはそれらに合わせて繰り返し話し合い、一緒に決めて、実践し、更新(アップデート)していきましょう。
この留意点は、「ゲームをやる資格は自分をコントロールできること」だと、子供に意識させることを意図しています。
ただ禁止するのではなく、何が悪かったのか、ゲームをやるにはどのような心の状態でなくてはならないのか、何に気をつけたらよいのか・・・を子供に意識させ、改善を促すのです。
要するに、
「自己コントロール力を育てる」
ことを目標とするのです。
ですから、ゲームを取り上げられたら、自分で自己コントロール力を証明してみせることで、再びゲームを行う資格が得られると、子供に捉えさせなくてはなりません。
ぜひ、事前に、この取り上げる理由、期間、返却(復帰)の条件を、よくよく子供と合意しておきたいです。
このことは、家庭だけでなく、学校でも同様ですね。