朝の会のメニューを「五色百人一首」に絞ったら

今日は、実際に私が行っていた、朝の会のミニマム?メニューを取り上げます。
まず、
・あいさつ ・先生の話 +一つのメニュー
で「+一つのメニュー」を、
「五色百人一首」
にしていた場合です。
これは、わかりやすいですね。 ご存知のように、五色百人一首は百人一首のうち20枚で行うので、てきぱきやれば1試合3分ほどで終わります。 子供にとっては、学習というよりゲームなので、だんだん熱中してくるのです。
五色百人一首をやってよいことはたくさんあって、まず、子供が知らず知らずに覚えて日本語のリズムを身につけることがあります。だって、覚えた方が札が取れるのですから、覚えようとします。
先生サイドから言うと、先生の言葉・読み・判定でゲームが進行するので、先生の権威?が上がり、教師の言う指示が通りやすくなります。
人間関係の面で言うと、なかなか負けを認められない子がやっているうちに負けを認めるようになったり、挨拶で握手をしたりするので自然と男女の仲がよくなったりします。
要するに、いろいろよいことがあるので、私は、何をおいても定期的にやりたかったのです。
ですから、「+一つのメニュー」に、五色百人一首をやっていました。
五色百人一首は、国語の教材というより、私の学級づくりの強力アイテムだったので、これを選んだのです。
もちろん、それぞれの担任の先生には、目指したいことが明確にあると思います。その目指したいことに向けてのアイテムとして、一つに絞って継続していくことが大切だと思います。
繰り返します。 朝の会のメニューの盛りだくさんはやめましょう。 一つに絞って、価値を生み出していきましょう。